2006年12月30日土曜日

2006.12.30  花より団子

今年もクリスマスのころ
神戸にいつもの虹が燈った
鎮魂と復興の想いを託し
あでやかな7色の揺るぎない
しるしとして
ようやくのコーヒータイム
橋じいがこだわる
ワンドリップコーヒーを
登ったものの特権として
山の恵みでいただく
贅沢この上極まりないのである
そして
喉ごしの幸せを味わって 
100万馬力を得たじいたちは
アトムのように
尾根にとりつく急坂を
一気に駆け登った

2年目の納山祭は
今年も香楠荘のうどんすき
(根古峰)という
入ってすぐの角の部屋
そう確か
一年目もこの部屋だったような
そういう巡り合わせなのか
あらためて見渡すと
各部屋に山名が付いている
そうここは山荘なんだ
うどんすきをたらふく食べて
ぞうすいをかけこみ
そば茶をすすった
最後の晩餐かも
などと今年を笑い飛ばし
おひらきに

帰りのみちすがら
来る年を語りながら歩いていると
トチノ木のザンバラ髪の浪人が
クスリと笑った
そうか
山@くらぶの晴れ伝説
と古木の笑顔の意味が
やっと解った気がした
それぞれに
アリガトウまた来るね
姫とじいたちは
心からの微笑みを返した 
(ライネンオコトヲイエバオニモワラウ@ルミナリエと納山祭)♯12

2006年12月10日日曜日

2006.12.10 僕はアントン 沢の細尾谷

僕はアントン
最近は少しゲロンパもするけど
精一杯“今”を生きてる
ちょぴり寂しい時は
じいや姫が山の準備をする前の晩かな
だけど山から帰って来ると何やら
うれしそうに疲れてるふたりに抱っこされるのが
一番好きなんだ
だから僕
病気にも負けずに強く生きなきゃと思うんだ
朝も相変わらずの雨模様
じいたちは
少しうつむき加減でいつもの元気もない
山はどう見てもスッポリと厚い雲に覆われている
間違いなく雨100%天気は望めそうに無いのだ
じい3人と姫の4人は揃って
ロープウェイにするわ
とハモル 覚悟は決めていた
よし!12月の冷たい雨に濡れて登ろう!
トチノキのザンバラ髪の浪人は今日も笑ってる
そんな笑顔も今日は素直になれない
岡じいを先頭にして30分に一度休憩をとります
と はじめに念をオシテから
じいたちと大きな丸木と滝が目印の細尾谷に入る。
姫も 岡じいをぬかさないように
と やんわり一言
そうマイペースとチームワークの両立が大切なのだ
かれこれ3年を迎える山@くらぶも
何事もなくここまでやってこれたのは
それぞれ各人の日々の鍛錬や
思いやりであるのだから
これからも続けられるよう末永くよろしく 
と 願った
心配していた天気は
霧雨となって肌をしっとり濡らしてゆく
そして じいたちは
深い霧の幻想的な細尾谷を体験することになった
(僕はアントン①沢の細尾谷)♯10

2006年12月9日土曜日

2006.12.9 大いなる自然とじいじ

こんな雨の日は
少しセンチな気分で
山を味わうのもいいだろう
大いなる自然が織りなす偶然
今日来て良かった
と、思うときがある 
季節の引越しや空の気持ちで
そんな出逢いはやってくる
霧のオブラートに包まれた
モノクロの谷合に

苔むした岩や木々の緑だけが
色を付けている
雨を吸った浮石に足をトラレナイヨウニ
またぎながら歩を進めて行くと
馬の背の分岐に着いた
そこに何気なく置かれた丸木と
湧き水に渡る小さき橋がある
こういう
無名の心配りにいつも
じいや姫はほっこりと癒されるのだ
名は緑寿水
そして無性にこの湧き水で煎れた
橋じい特性のコーヒーが飲みたい
けれど
お楽しみは次の一服までとっときましょう
と最後の馬力用にと残しておくことに
そして霧は深く分け入るほどに、
濃密に増殖してゆく
細尾谷の白の情景がそこにあった
そして最後のベンチに着いた
待ちに待ったコーヒータイムである
うんむ 
湧き水が出てない
はてさて困った じいたちなのだ
(大いなる自然とじいじ@沢の細尾谷)♯11

2006年12月1日金曜日

2006.12.1 キセツノキモチ

秋を彩るグラディションの
葉っぱの上をサクサクと歩いていたら 
ふと切り口が白い木々が気になった
近くの電線の 
邪魔になったのだろう。
橋じいが寂しげにポツリと呟いた
霜月、小雪と紅葉の
どっちつかずな季節の
気持ちを確かめに
細尾谷から登り始めた姫とじい
ロープウェイ下に10時
ニュートラルな体はようやく
温まり始めたばかりだった
程なく開いたゲートをくぐると
出迎えるようにぬっと立つ古木があった
見ると樹齢300年のトチノキとある
まさに時代をまたぎ
今尚、この地を
見守り続けているのだ
tx-5を構えて
古木と対座すると
やわら 
ザンバラ髪の浪人がこっちを見てた
(そっちの具合はどうだい)
(あくせく生きてやしないかい)
浪人がニッコリ笑った。
ファインダーから目線を外すと
変わらぬ古木がただ立っていた。

(季節のきもちを確かめに@細尾谷)♯9